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マーケティングと、途上国NGOでの活動
こまめに更新という目標が早くもどこかへ行っています。
が、これから少しずつ書いていきたいと思います*

最近
「途上国の人々との話し方 国際協力メタファシリテーションの手法」
という本を読みました。

この本の主張として、

「本当に意味のある支援とは、
 まずそこに住む人々が自分たちの周りで起きている事実に
 気づくことをサポートすること。

 そしてその人々自身が現状を変える必要があると考え
 その方法や実行ついて支援を求めた場合、
 必要な知識や技術や材料の協力をすること」 ということがありました。


まず事実に気づくのがなぜ必要かというと、
そこに住む人にただ「問題はなんですか?」と聞いても
そこでぱっと出てきた答えが
「今、本当に解決すべき課題」とは限らないから。

(アイセックのメンバーであれば、
 組織の課題を感覚のみで特定したら、
 まぁ失敗することを簡単に想像出来るのではないでしょうか。)

また住民主体や参加を謳っても
支援者側から支援プロジェクトを立案/提案している限り、
永遠に住民が主体的に取り組んでいくことにはならず
効果のあるプロジェクトに成り得ない、から住民自身の気づきが必要と。

ではそのためにどうしたらいいのか、という方法論として
ファシリテーションの技術について丁寧に説明があります。


これを読んで面白いと思ったのは、
企業のマーケティングの質的調査と
非常に似通っている点があると思ったこと。



私は元P&Gのマーケティングの方が創ったベンチャー企業で
1年程インターンをしていました。

そしてその方の行うマーケティング調査に同行したり
「マーケティングの本質とは」、
「マーケティング調査を行う時の鉄則とは」といった話を聞かせてもらってきました。


その中で印象的だったことは、
「質的調査をする時、被調査者の言葉はアテにしない」ということ。


インタビューもしますが、
調査のメインは「実際の行動を観察する」ことでした。

なぜならインタビューをしても、
本人が意識していない行動というのが必ずあるし、
また人には誰しも見栄があるのでつい聞こえのよい答えをしてしまうもので、
“本当のところ”はわからない。

“本当のところ”、つまり事実の理解を目指し
そして本人すらも自覚していないニーズを発掘するのが、
P&Gのマーケッターなんだなと思いました。



そしてこの本に戻りますが、
この本によると、
「住民たちが自分たちの事実(“本当のところ”)を理解することを促す」のが、
支援者がまず行うべきことです。

そのためには、
「意見」ではなく「事実」を尋ねる質問や、
自分たちが知っていることの可視化をなどを通して、
「(本当の課題への)気づき」を得る機会を促すという方法が書かれていました。


これは、
「世界の一流企業のプロフェッショナルが行うことを、
 途上国に住む人々にファシリテートすること」とも
言い換えられるのかな、と思いました。


まぁ、簡単じゃないことがよくわかる。


筆者が、
「技術と経験をもった人が行なっても非常に時間がかかること」と言っています。
住民が気づき始めるのがスタートから2年、
変化のためのプランを考え始めたのが3年半くらいだったようです。


インターンシップの開始が近くなってきた今、
「大学生4年生の今の自分の、2ヶ月間のインターンシップの目標」を
改めて考えるにあたって、
今この本を読んで良かったなぁと思いました*


また目標についても書きたいと思います*
では(o・・o)/


◆本の情報
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「途上国の人々との話し方 国際協力メタファシリテーションの手法」
 著者 和田信明・中田豊一
 みずのわ出版 2010年
 3500円 (私は大学の図書館で借りました*)
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comment

国際協力に関しては恥ずかしいくらい無知だけど、確かに現地の人が自らの潜在的ニーズを自覚しないことには、意味をなさないよね。特にインフラとかだったら実際に使って維持していくのは現地の人たちだから、一方向的な提案や技術提供は成功しない、ってどこかで聞いた気がする。まさにマーケティングに似てるね。帰ったらこの本探して読んでみる!

コメントありがとう:D

田村くんー!
またもやコメントありがとう>u<
とても嬉しいです♪
田村くん、マーケティング勉強してるんだよね?*
お互い日本帰ってきたらまた色々話そうね✿

その本、YDEPがお世話になっている上條先生のすすめで、僕もケニアに行く前に買ってちょっと読みました!
ちょっと高いけど、YDEPのメンバーには是非読んでほしいと思ったのを覚えてます*

いよいよ出国ですね!
僕はアフリカという地域に行けば、何かしら大きなショックがあると思っていました。でもケニアに降り立って、空港から街へ向かうと、もうケニアという国が自分の中では当たり前でした。

それでも日本に帰ってしばらくすると、自分が数ヶ月前にアフリカ大陸にいたことが信じられなくなってきます。
やっぱり何か特別な6週間だったんだなって。明子さんも是非1日1日を大切に、過ごしてきて下さいね。

まーくん!

まーくん*

コメントありがとう!
上條さん!
さすがにこういう本詳しいのだろうね〜:)
私も少しずつ色んな本を読んできたけど、確かにこの本はYDEPの子に良いと思うな*

大学の本館の図書館で借りれるし*


あたし今はアフリカを特別視してるんだと思う。行ってみて、嫌な意味の特別視はなくしたい*

そこで過ごした時間、した経験、会った人たちの繋がりが鮮烈な記憶に残るものになるように、これからしていきたいです:)

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